スプラッシュマウンテン裏話・・・

1992101日にスプラッシュマウンテンがオープンしました。

 

 スリル満点!!45度の急流を滑り落ちる水しぶき飛び散るアトラクション。ディズニー映画「南部の歌」をモチーフに、ブレアラビット、ブレアフォックス、ブレアベアと共に愉快な冒険をしながら丸太をくりぬいたボートで巡るお話です。

 

ここまでは誰でも知っているスプラッシュマウンテンですが、実はアメリカのスプラッシュマウンテンと日本のスプラッシュマウンテンは名前が一緒でも中身は微妙に違います。

 

ディズニーのアトラクションはどこの国のものを見ても何一つ同じものはありません。

 

 まず、ライドです。アメリカは1×7(ワン・バイ・セブン)のタンデムシートですが、日本では2×4(ツー・バイ・フォー)で同じ丸太をくりぬいたライドでも形状が違います。東京ではアメリカでの問題点(人気があるが、股を開いて乗るため女性には抵抗があり、キャパシティが減る)をクリアし、キャパシティを大きくし、8人乗りにしたのです。

 また、それに伴い水流テストを何度も行い、二つのシステムの改良をしています。

 ひとつはこのアトラクションの最大のポイントである最後に滝壺に落ちるシーン、アメリカでは気候がカラッとしているので水しぶきが上がってずぶぬれになっても平気ですが、日本では四季もあり、濡れた状態になったらゲストコンプレイン間違いなしです。想像してみてください、お正月、晴れ着姿で来たゲストがずぶぬれになることを・・・。そこで日本では大きな水しぶきが上がっても濡れないようブレーキシステムを微妙に変えています。

 もう一つは、スプラッシュマウンテンはローラーコースターライドの構造を応用していますが、一般的にローラーコースターは低いところから高いところへ移動していく際、カタカタ音がするのです。このカタカタという音はショーを台無しにするということで、音がしないようサイレントアンチロールバックシステムを独自開発しています。

 

 ディズニーは絶えずより良くしてオープンさせようとしていますので、何一つ同じアトラクション、ショーは無いのです。